広島電鉄の被爆電車653、654号が明日26日のダイヤ改定を機に現役引退することになり、本日25日、営業運行最終日を迎えました。

　朝からあいにくの雨になった広島市内、広電・被爆電車654号には、「ありがとう 654号」の文字が入ったヘッドマークが取り付けられ、3号線（広電西広島〜紙屋町西〜広島港）にて最終の運行がなされました。
　この被爆電車654号は、原爆投下時に江波付近で被爆、その後復旧されて戦後60年以上も現役で運行されてきました。最近、最新型の国産超低床車グリーンムーバーmaxが市内線へ増備されるにあたり、余剰になった旧式車輌として現役を退くことになりました。現役引退後は、広島市交通科学館にて常設展示するため、広島市に寄贈されることが決定しています。そして、653号は休車扱いとなり、江波車庫にて保管されるそうです。

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