午後７時１５分頃には、次々とピースキャンドルが灯され、世界平和のシンボル「原爆ドーム」が照らし出されました。
その原爆ドームをバックにして秋葉忠利広島市長が英語で「平和宣言」を読み上げられました。
ピースキャンドルは、広島青年会議所が２年前（'97年）から始められたもので、今年で３回目になるそうです。
昨年は、約3,500個のキャンドルが灯されたそうです。

今回、うちの娘が小学校でピースキャンドル作りをしたことがきっかけで、原爆ドームへ出かけることになりました。

ピースキャンドルは、まず１リットルの牛乳パックに溶かしたロウを流し込み冷まして外枠を作ります。その中に「ろうそく」を立て、外側にクレヨンやマジックで平和のメッセージや絵を描きます。
当日、原爆ドーム前でもピースキャンドルを配られており、その場で参加することもできるようです。
溶け残ったロウは回収されて、また来年使用されるそうです。

まだ周囲が明るい午後６時頃から、元安川では原爆ドームをバックにして灯ろう流しが始まります。
当日は、小雨と風のため灯ろうが倒れて消える場面もありましたが、赤緑黄の灯ろうがしずかに流れていく様子は風情があります。

灯ろう流しは、被爆により亡くなった方々のめい福を祈って、毎年８月６日の夜に行われれています。

広島市内に住んでいても、原爆ドームや平和公園に日頃足を運ぶことは少ないのですが、原爆の日ぐらいはまた家族でお参りしたいものです。そして、平和を考えるきっかけにできればと思っています。