た

 たいぎい、たいぎー <形容詞><形容動詞>

(1)わずらわしい。めんどうくさい。やっかいだ。
(2)くたびれてだるい。疲れて苦しい。
漢字で「大儀い」と書く??
 ==>■形容詞の活用■
いたしい、いたしー

・宿題をするんは、たいぎーのー。
・運動の後は、ちょっと体がたいぎい

 たいたい <名詞>

(1)魚(幼児言葉)
大人が幼児に対して魚のことを言うときに使う。

・ほーら、たいたいが泳ぎょーるけー見てみんちゃい。(魚が泳いでいるので見てごらん)

 たう <動詞>

(1)届く。達する。
「手が届く」や「長さや高さがある基準に達する」といった意味で使用する。「荷物が届く」といった意味では使用しないので注意すること。
 ==>■動詞の活用■

・天井へ手がたう? いやー、たわんよ〜。(天井に手が届きますか? いえ、届きません。)

 たばこ <名詞>

(1)休憩。ひと休み。お茶。
必ずしも煙の出るタバコを吸うわけではない。仕事の合間の休憩や休んでお茶を飲むことを「たばこ」と言う。ひと休みすることを共通語で「一服する」というが、それをより直接的に「たばこにする」と表現していたのでは・・・。 子供の頃、田舎で田植え等の農作業の手伝いをしていた時には、「たばこ」が待ち遠しくてたまらなかった覚えがある。

・ぼちぼち、たばこにしょーやー。(そろそろ休憩にしましょう。)

 たんま <感動詞>

(1)待って。待った。(相手に待ってもらうことをたのむ時に発する言葉)
「少し待って」といった意味で、軽い調子で使うことが多い。子供が鬼ごっこなど、遊びの中で使っているのをよく耳にする。遊びの中で、あまり「たんま」を頻繁に使うと、友達に嫌われるかも?

・ちょっと、たんま!(少し待って!)

  ち

 ちーせー <形容詞>

(1)小さい。
(2)数・程度などが少ない。わずかである。
(3)せまい。
(4)音などがかすかである。
(5)背が低い。
(6)重要でない。
標準語の「小さい」がなまった言葉で、意味もほとんど同じ。

・こっちのほうがちーせーのー。(こちらのほうが小さいですね。)

 ちーちと <副詞>

(1)少しずつ。ちょっとずつ。
おそらく、昔の安芸地方西部の方言ではないかと思われます。残念ながら、現在広島市内では聞いたことがありません。
ちーとわて

ちーちとがんばりんさい。(ちょっとずつ頑張りなさい)

 ちーと <副詞>

(1)少し。わずか。ちょっと。
標準語の「少し」とほぼ同義語。「少しは....」と言いたい場合には、「ちーたー....」と活用する。「もう少し」、「もうちょっと」と言いたい場合には、「もちーと」となる。更に、「少しずつ」は、「ちーとわて」となります。
ちょびっと  えっとよけー、よーけーどひょーし、どようし、ぎょーさん、どえらい

ちーとしかねー。(少ししかない)
ちーたー、我慢しんさいやー!(少しは我慢しなさい!)

 ....ちゃい <助動詞>

(1)....しなさい。(命令)
(2)....してごらん。(勧誘)
動詞の後に付けて、命令または勧誘の意味を表す。幼児を相手にして使用することが多いが、大人同士でも使うことがある。但し、子供などから「ちゃい」をつけて命令されると、ちょっと頭にくる。
....さい....せー

・頑張ってやってみんちゃい。(頑張ってやってみてごらん)

 ....ちゃった <助動詞>

(1)....られた。(尊敬を表わす)
動詞・助動詞の後に付けて、尊敬を表わす。
類語の「....さった」はお年寄りが使うことが多く、「来んさった」「見んさった」「行きんさった」という風に、動詞に「ん」つけて使う。
....さった

・先生が来ちゃった。(先生が来られました)
・昨日、テレビで野球見ちゃった?(昨日テレビで野球を見られましたか?)

 ちょびっと <副詞>

(1)ほんの少し。ほんのわずか。ちょっと。
「ほんの少し」の意。同義語の「ちーと」より、さらに少ない様子を表す。
ちーと  えっとよけー、よーけーどひょーし、どようし、ぎょーさん、どえらい

ちょびっとしか残っとらん。(ほんの少ししか残っていない)

  て

 てごーする <動詞>

(1)手伝う。手伝いをする。
(2)手助けをする。

・ちーたー、てごーしんさいやー。(少しは手伝いなさい)

 でんえ <名詞>

(1)分家。
本家に対して、「分家」のことを指す。語源は、家を出る-->出ん家-->でんえ ではないかと思われる(単なる憶測です)。うちの家内は子供の頃、「でんえ」さんという名字の家と思いこんでいたらしい。

  と

 どいりゃー、どえりゃあ、でーれー <形容詞><形容動詞>

(1)どえらい。たいした。ひどい。すごい。
(2)たいへん大きい。
国語辞典に載っている「どえらい」の広島版。「どえれー」なんかもよく耳にします。地域によって、色々と微妙に変化するようです。
どひょーし、どようし

どえりゃあことー、してじゃのー!(すごい事をされますね!)
でーれー大きゅーなっちゃったのー!(大変大きくなられましたね!)

 どがー、どがーに 

(1)どう。どのように。どんな風に。
「どのように」を表す。関西弁の「どない(に)」に相当するのではないかと思います。

どがーしちゃったん?(どうされたんですか?)
どがーにーしたらえーんかのー?(どんな風にしたら良いのでしょうか?)

 どひょーし、どようし <形容動詞>

(1)莫大。きわめて大きいこと。
(2)程度が大きいこと。
数や量が大きい場合の他、程度が大きいといった意味でもよく使用する言葉です。類義語の「えっと」や「よけー」よりも、更に数量・程度が大きいといった意味がある。
どちらかと言えば、「どひょーし」は昔の備後地方、「どようし」は昔の安芸地方の方言のようです。
えっとよけー、よーけー、ぎょーさん、どいりゃー、どえりゃあ、でーれー
ちーとちょびっと

どひょーし(どようし)こうてからー。(たくさん買ってきたねー。)

 とらげる <動詞>

(1)片づける。
(2)しまっておく。保管する。
単に片づけ・しまっておくというよりも、大切にしまっておくといったニュアンスもある。
やげる、ちらかす

・一杯散らかしてからー。早うとらげんさいやー(早く片づけなさい)
・大事なもんじゃけー、誰かが触らんよーにとらげる

 ....とる、....とるん、....とん <助動詞>

(1)....してる。....している。(現在進行・継続)
(2)....してるのですか?(現在進行・継続の疑問)
動詞の連用形につけて、現在進行・継続の意を表す。「しとる(ん)」、「見とる(ん)」、「行っとる(ん)」等と使う。尚、動詞によっては、「死んどる(ん)」、「読んどる(ん)」等と濁る場合もあるので注意。また、「....とん」は、やや軽蔑の感情を込めた疑問・問いかけの時に使われることが多いようです。
広島県人は、例えば会話で「宿題してる?うん、今やってる。」とか「あのドラマ見てる?見てるよ!」なんて、わざとらしいというか、かなり照れくさくて言えないんです。
ちなみに、広島県呉市周辺では「....ちょる」を使います。
....ょーる(「しょーる」、「みょーる」、「行きょーる」等)
....とらん、....ょーらん(「しとらん、しょーらん」、「見とらん、見ょーらん」、「行っとらん、行きょーらん」等)

・ちゃんと宿題しとるん? うん、今しとるけー。
・あのドラマ見とる? 毎週見とるよー。
・なにゅーやっとんやー?(何をしているんですか?)

 とろくさい、とろくせー <形容詞>

(1)とろい。のろい。にぶい。
ちょっとのろい人やにぶい人に対して使う。「どんくさい」もよく使用します。
どんくさい、どんくせー

・あいつは、とろくせー

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