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テントウムシの幼虫〜サナギ〜羽化 |
我が家の裏には、ちょっとした草むらがあります。そこには、ヨモギやヒメジョンが生えていて、アブラムシ(アリマキ?)が発生する頃になるとテントウムシがやってくるようです。テントウムシの幼虫がサナギになり、羽化して成虫になる様子を観察したので紹介します。 ....自然の中で同じテントウムシの個体をずっと観察するのは根気がいります。なかなか自由に時間もとれず、決定的な瞬間を見るのは至難の技です。
1999年6月5日(土) 11:30 晴れ
ヨモギの葉っぱの上でテントウムシの幼虫を発見。
体を水平にして、ほとんど動きがなくなりました。
出かけている間に脱皮の瞬間を見逃してしまいました。
あ、立ち上がった。なんと時々立ち上がっているようです。体を乾かしているのでしょうか?
だいぶ茶色になりました。よーく見ていると、周囲で物の動く気配を感じるとピクッと立ち上がっているようです。危険を感じて威嚇しようとしているのかも知れません??
さらに茶色が濃くなって、乾燥したような気がします。 いつ覗いてみてもサナギはサナギ、少し色は変わったもののほとんど変化ありません。 ...そして、待つことちょうど1週間。 1999年6月12日(土) 9:30頃 朝 曇り気味 朝食後にいってみると、なんともう羽化しているではありませんか。朝食前に見たときには、まだ少し白っぽく透けたような色のサナギだったのに。たぶん、羽化して間もないと思います。 レモン色の羽は、まだ柔らかそうな感じです。どこか羽を乾かすのに良い場所を探しているように動き回っています。 それにしても、仕事が休みの日に羽化するとは..ラッキー! 1999年6月12日(土) 9:32頃
サナギの抜け殻のある葉っぱの下に回り込みました。
ちょっと失礼して、葉っぱを持ち上げて見ました。
どうやら落ち着ける場所を見つけたようです。 1999年6月12日(土) 12:45頃 お昼過ぎ
かなり上羽の色が濃くなり、オレンジ色の星もはっきりしてきました。しかし、まだまだ柔らかそうな羽です。
まだ葉陰でじっとしていますが、もうすっかりツヤツヤ光った硬そうな羽になりました。 幼虫からサナギになる瞬間、サナギから羽化する瞬間は、どちらも見ることができませんでしたが、 次回の楽しみにとっておきたいと思います。 |
テントウムシ ....天道虫 甲虫目テントウムシ科に属する昆虫。一名「ナミテントウ」。体長7-8mm、ほぼ半球状で光沢があり、背中は橙色に黒い点紋のある個体から黒色に2個の橙色紋のあるものまで、さまざまな紋の個体がある。 成幼虫とも草木についたアブラムシを捕食する益虫。年数回世代を繰り返し、成虫で越冬する。 |