生き物の部屋／テントウムシ雑学編

子孫を残すために・・・	ナミテントウの交尾
ただいま交尾中のナミテントウを見つけました。おそらく、下の黒地に赤い星の方がメスだと思います。テントウムシの世界では、メスの方が大きくて強そうです。ナミテントウとナナホシテントウが交尾するなんてことはないのでしょうか？

　小さくて可愛い・・・

テントウムシの卵

テントウムシは、餌になるアブラムシがいっぱいついた植物の葉っぱに卵を産みます。乾燥を防ぐためでしょうか・・・見つかりにくい葉っぱの裏側に5～10個程度の卵をまとめて産み付けているようです。
卵は、きれいな黄色で1mmにも満たない大きさ・・・目を凝らして探さないと、なかなか見つかりません。

　こんなやつらがテントウムシになるのか・・・

テントウムシの幼虫

テントウムシの幼虫・・・こんな毛虫かイモムシみたいなやつがテントウムシになるのは不思議です。テントウムシの幼虫は、成虫と同じでアブラムシを食べて成長します。2-3回脱皮を繰り返して成長するようです。

生まれて間もない幼虫

ナナホシテントウの幼虫

~~ナミテントウ~~の幼虫
多分、ダンダラテントウ(?)

一番左の写真は、生まれて間もないテントウムシの幼虫です。葉っぱの上の白っぽいものは卵の抜け殻のようです。卵が孵ってしばらくは、抜け殻の近くでチョロチョロ動き回っているようです。

◇Thanks!　一番右の幼虫写真、「ナミテントウの幼虫」としていましたが、違う種類ではないかとのご指摘をアカホシテントウさんからいただきました。確かに、ナミテントウとは違う種類のようです。

テントウムシ観察記 アカホシテントウさんのテントウムシ情報盛りだくさんのサイトです。ご近所で見つけられた色々な種類のテントウムシを紹介されています！テントウムシファン必見ですヨ～。

　時々ピクッと動く・・・

テントウムシのサナギ

サナギになる時は、決まって葉っぱの表側・・・おそらく日当たりの良いところを選んでいるんだと思いますが・・。サナギになって間もない頃には、辺りで物音がするとピクッと立ち上がり、威嚇するかのようです。
サナギになってから約1週間で羽化して成虫になります。この間、雨が続いたりすると、羽化できずに死んでしまうものもいるようです。

　変わったの見つけたよ・・・

ナナホシテントウの模様

変わった星のナナホシテントウを見つけました。七つある星の内、四つの星が小さいんです。これって突然変異かもしれません??

ちょっと変わったナナホシ

普通のナナホシ

　色々あってお洒落な・・・

ナミテントウの模様

ナナホシテントウと違って、色々な星を持ってるナミテントウです。みんな個性的です・・・
もしかしたら、一番右側の写真は違う種類のテントウムシかも・・・？

　益虫たるゆえん・・・

アブラムシを補食するナナホシテントウ

ちょうどお食事中のナナホシテントウを見つけました。テントウムシは幼虫の頃からアブラムシを捕まえてはせっせと食べています。

◇アブラムシ（別名 アリマキ）・・・江戸時代には、アブラムシを髪にすりつけてツヤを出していたそうです。植物の液を吸ったり、植物ウイルス病を媒介するので、農作物の害虫とされています。その害虫を食べてくれるテントウムシはえらいやつなんです。
テントウムシの仲間でも、ニジュウヤホシテントウのように農作物の葉っぱを食べて穴だらけにしてしまう悪～いやつもいます。

　こんなの見つけました・・・

テントウムシの遊具

よく公園などで見かけるスプリングの遊具・・・テントウムシのやつを見つけました。ウサギやアヒルなどの動物版はよく見かけますが、テントウムシ版は初めてです。これって、正式な名前はなんて言うのでしょうか？

◇このテントウムシ遊具、山口県内のとある田舎の公園で見つけたものです。

テントウムシ　....天道虫
甲虫目テントウムシ科に属する昆虫。一名「ナミテントウ」。体長7-8mm、ほぼ半球状で光沢があり、背中は橙色に黒い点紋のある個体から黒色に２個の橙色紋のあるものまで、さまざまな紋の個体がある。
成幼虫とも草木についたアブラムシを捕食する益虫。年数回世代を繰り返し、成虫で越冬する。