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生き物の部屋 −ホウネンエビ 飼育観察編−

ホウネンエビ飼育観察に挑戦   
  さて、うまくいくかどうかはお楽しみ・・・
 「ホウネンエビ」の飼育観察してみました!
昨年6月、近所のたんぼで大発生したホウネンエビ・・・今年も元気な姿を見せてくれるのでしょうか? まだ田植えの時期にはちょっと早いし、ゴールデンウィークも遠出の予定なし・・・ということで、ホウネンエビの飼育実験に挑戦することになりました。
....実はこのページ、田植えの1ヶ月前、暖かくなり始めた2000年4月末の連休にスタートしたホウネンエビの飼育観察記録です。最大の謎「ホウネンエビはどこから来るのか?」を解き明かす事を目的の一つにしています。
【準備するもの】
 ・水槽(やっぱり生き物を飼育するには必需品)  ・たんぼの土  ・川の水
 ・その他(水温計、新聞紙、などなど)

【飼育準備〜その1
まずは、うちの娘を誘って、たんぼの土を取りにいきました。場所は昨年ホウネンエビが大発生したたんぼ、そして少し離れた別のたんぼ、計3ヶ所で一すくいづつ集めてきました。ちなみに別のたんぼでは、一昨年カブトエビが発生していた場所です。この時期、たんぼは草ボウボウでしっかり根をはってます。一ヶ所はみごとなレンゲ畑になってました。

家に持ち帰った土は新聞紙の上に広げて、天日でしっかり乾かしてやりました。

田んぼの土を乾燥 田んぼの土を乾燥
[00.04.29撮影]

【飼育準備〜その2〜水を入れた日
たんぼの土を取ってきてから3日目の夕方、よーく乾いた土に近所の川の水を注いでやりました。この時、水温15℃とまだまだ川の水は冷たいようです。水面に浮いている赤い物は、お風呂用の水温計です。

田んぼの土に水
[00.05.02撮影]

【もう生まれたぞ!?】〜水を入れてから2日目
水を入れて2日目の朝、水温13℃。朝から日向に水槽を置いておくと、日中32℃まで水温上昇しました。そして、夕方・・・・
よく観察してみると、何か生まれてきたようです。白い小さな生き物がうようよしています。まだ、大きさは1mm未満で、はっきりとはその形を判別できませんが、ホウネンエビに違いありません。やっぱり、昨年たんぼの土に卵を産み落としていたようです。
生まれたばかりのホウネンエビ 体長1mm未満
[00.05.04撮影]

【やっぱりホウネンエビ!】〜水を入れてから3日目
水を入れてから3日目、昨日より一回り大きくなって1mm前後になりました。上から覗き込むと、くさび型でその形もハッキリ分かります。間違いなくホウネンエビです。気のせいか、その数も昨日より少し増えたような気がします。
ホウネンエビは、どうも水槽の隅に集まり群れる習性があるようです。そう言えば、昨年たんぼで見つけた時にもたんぼの隅の方で群泳していました。
水をいれてから3日目のホウネンエビ 体長約1mm
[00.05.05撮影]

【結構成長が早い!】〜水を入れてから4日目
水を入れてから4日目、この時期、結構成長が早く、大きいものはもう体長2〜3mmになったようです。よーく観察していると、数は少ないですが、ホウネンエビの他にも何かチョロチョロ動く生き物がいるようです。

【どんどん成長・・・そしてカブトエビ登場!】〜水を入れてから5日目
水を入れて5日目の夕方、順調にホウネンエビが成長しています。もう、一番大きいものは体長5mmくらいになったでしょうか。試しに何匹いるか数えてみると・・・なんとその数100匹以上。これだけの土の中に、100以上の卵が産み落とされていたとはまったく驚きです。
チョロチョロとせわしなく動き回っているのは、やっぱりカブトエビ。カブトエビは、ホウネンエビよりも更に成長が早いようです。よーく見ると、カブトエビの抜け殻も発見!
他にもまだチョコマカ動き回っているやつがいるようです。
水をいれてから5日目のホウネンエビ 体長最大約5mm
[00.05.07撮影]
  
カブトエビ
カブトエビ登場

【カブトエビはホウネンエビを食べて成長していた?!】〜水を入れてから8日目
水を入れて8日目の夜、水温21℃、水槽の中は緑の藻でいっぱいになってきました。この日は、5mm方眼紙の上にシャーレをのせて観察してみました。ホウネンエビは順調に成長して、体長約10mmになっています。この時期、一日に1mm以上も成長しているのではないでしょうか? それにしても休むことなく、1日中ユラユラ泳ぎ回っています。一体、どこにそんなエネルギーを持っているのでしょうか?
一方、カブトエビの方はもっと成長が早く、すでに20mmを越えているようです。ほぼ原形を残した抜け殻を発見しました。この時期、毎日のように脱皮を繰り返して成長しているようです。ホウネンエビと一緒にシャーレで観察していてビックリ! なんとホウネンエビを食べてしまいました。どうやら、カブトエビはホウネンエビを餌にして成長しているようです。
他にもチョコマカ動き回っているやつがいるようです。おそらくカイエビというやつではないでしょうか? 約5mmの半透明の2枚貝の中にエビの体を持つ不思議な生き物です。
水をいれてから8日目のホウネンエビ 体長約10mm
[00.05.10撮影]
  
カブトエビとその抜け殻、カイエビ
カブトエビと抜け殻
& カイエビ?(右下)

【カブトエビはお引っ越し】〜水を入れてから9日目
水を入れてから9日目。このままホウネンエビと一緒にしておくと全部食べられてしまうので、カブトエビは別の水槽にお引っ越ししました。
ホウネンエビを数えてみると、おおよそ50匹。最初100匹はいたので、50匹程度がカブトエビに食べられてしまったものと思われます。

【ホウネンエビの脱皮を見た!】〜水を入れてから11日目
かなり水が汚くなってきたので、今日は水変え。全部変えると死んでしまうかもしれないので、川から汲んできた水と半分だけ変えてやりました。
その後、運良くホウネンエビが脱皮する瞬間を見ることができました。少しクネクネを体をくねらせた後、ピューと抜けます。抜け殻はくしゃくしゃで、カブトエビのように原形が残っていません。写真を撮れなかったのが残念。

【もう卵を持ってます!】〜水を入れてから12日目
水を入れてからもう12日目。ホウネンエビは相変わらず元気にユラユラ泳ぎ回っています。体長12−13mmといったところでしょうか。よーく観察すると、すでに卵を持ってるのもいるようです。オスの方は、アゴ(?)でしょうか?・・・顔の部分に大きな突起が発達してきたようです。
一方、一匹になったカブトエビ。体長30mm前後になっているようです。お引越してから、カツオブシ・ウドン・ご飯粒・食パンなどをやってみましたが、どれもそれほど好んで食べる様子もなく、余り元気がないようです。カブトエビの方も腹の両側に1対の卵を抱えていました。
水をいれてから12日目のホウネンエビ 体長約12-13mm
[00.05.14撮影]
  
ホウネンエビを食べて成長していたカブトエビ
カブトエビ

この日の夕方、元気がなかったカブトエビが死んでしまいました。おそらく、餌が不足したためと思われます。

【オスの方が多い!?】〜水を入れてから19日目
水を入れてから19日目。水槽の中では、土から草の芽が伸び、壁面は緑の藻でいっぱいになってきました。おそらく、ホウネンエビはこの藻を主食にして生きているものと思われます。最大のもので体長15mm強、成長のスピードがやや鈍ってきたように思えます。
水槽の中には、約50匹のホウネンエビがいます。その内、15匹弱が卵を持ったメスのようです。偶然かもしれませんが、オスの方がやや多いようです。
水槽を覗き込んで・・・ ホウネンエビのメスとオス
[00.05.20撮影]     左:メス  右:オス


【卵を産み落とすのを見た!】〜水を入れてから31日目
水を入れてからもう約1ヶ月。もうほとんど成長もストップしたようです。
幸運にもホウネンエビが卵を産み落とす瞬間を見ることができました。その様子は・・・まず、水底近くで背泳ぎから腹を下に向けた泳ぎになります。そして、様子を伺いながら腰を曲げて、ピクッと水底の泥にお腹をこすりつけるような感じで産み落としたようです。元の背泳ぎに戻ると、もうお腹に卵は残っていません。どうやら、一粒々々産み落とす訳ではなく、一瞬で全ての卵を放出するようです。
卵を産み落とす直前のホウネンエビ
卵を産み落とす直前 [00.06.01]

今日、2匹が藻にからまって死んでいるのを見つけました。 ・・・そろそろ寿命かな?

【オスはメスにちょっかいを出す!】〜水を入れてから33日目
水を入れてから33日目。もう成長は完全に止まりました。田んぼにいるやつは、もっと大きくなるのですが・・・。水槽での飼育では、餌が問題かもしれません? ところで、最近かなり弱々しくなったような気がします。数も約30匹位に減ってしまいました。そろそろ寿命のようです。
メスが卵を持った頃から気になっていたのですが、オスが卵を持ったメスにちょっかいを出しています。交尾のつもりなんでしょうか??
メスにアタックするオス? 弱々しくなった 弱々しくなった
[00.06.03]


【全部死んでしまいました】〜水を入れてから39日目
水を入れてから39日目。ここ数日で次々とホウネンエビが死んでいってしまいました。ホウネンエビは、田んぼで見つけたものもほぼ同じですが、1ヶ月ちょっとで死んでしまうようです。でも、しっかりと卵を産み落としてたくさんの子孫を残していったようです。

それにしても不思議なのは、産み落とした卵がすぐに孵化しないことです。一旦乾燥した環境を経験しないと、卵のスイッチが入らないのでしょうか・・・?


〜 飼育観察/完 〜


ホウネンエビ ....豊年蝦 Fairy Shrimp
甲殻網無甲目ホウネンエビ科に属する。体長20mmの細長い円筒形で甲を持たず、11対の脚がある。
初夏の頃、水温の高い水田などに出現する。「大発生する年は豊年になる」という言い伝えがあるらしい。背中を下にして脚のすばやい動きで巧みに遊泳する。普通は無色半透明であるが、緑色を帯びることがある。

カブトエビ ....兜 蝦 Triops
甲殻網背甲目カブトエビ科に属する。長さ20mmほどの楕円形の背甲を持ち、腹部には40対以上の脚、そして末端には20mm以上もある1対の尾鞭がある。
水田で泥土上をせわしなく歩いたり泳ぎ回ったりする。別名「クサトリムシ」と呼ばれ、体色は暗褐色または暗緑色。

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